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HOME > 白川文庫 [l] > カツヒコ・アラカルトTOP[f] > 白川勝彦の世の中つれづれ談義 > 2010年11月13日 (第20回)

ラジオつれづれ草 リスナーから

秋深し隣は何をする人ぞ。国に関心なし、親に関心なし、社会に関心なし、仕事に関心なし。日本にただ住んでいるという日本人が増えている。自分にも関心がないのかも。白川さんの「日本人は所詮アジア人だ」「日本に自信を」に同感の至り。

(立花さん・横浜市・69才)

 白川勝彦の世の中つれづれ談義   2010年11月13日 土曜日 (第20回)

リーマン・ショック、円高不況〜でも、日本は沈んでいない

話者名話の内容
リーマン・ショック、円高不況〜でも、日本は沈んでいない
小泉白川さん、お金や生活のやりくりに関して明るい話題がありませんね。
白川そうですね。20年前と同じように、急激な円高です。円高による経営悪化で倒産する会社も少なくない。でも、これは通貨問題ですから、円高でたいへんな企業もあれば、逆に恩恵を受けるところもあります。でも、そういうとらえ方はされていませんね。
話者名話の内容
  確かに、景気低迷の要因の一つに円高もあるでしょうが、私は2年前のリーマン・ショックから脱却できていないことが大きいと思います。どの業種も良くない、しかも長く低迷が続いていますから深刻ですよね。
私も政治家時代から、数多くの不況を経験してきましたが、今回は期間も長く、また規模も大きいと思います。日本は、昭和30年代、40年代、50年代と右肩上がりの経済成長を遂げ、バブル経済でピークを迎えました。日本社会は一億総中流社会と呼ばれましたね。そして、世界も日本人も、「Japan as number one」と思っていました。だから、当時の日本社会には活気があり明るかったですね。
小泉そしてバブルがはじけました。
白川バブル崩壊、それでも数々の不況を乗り越えてきた日本人は、バブル後の不況も大丈夫、乗り越えられると考えたのでは。そう甘くはなかったことも確かでした。株価が四分の一に下り、ショックは大きかったですね。
そして、そのトンネルは20年も続きました。さらに、リーマン・ショックが襲いました。どの業種も苦しんでいますね。
小泉日本経済も大きな波を受けました。
白川

一生懸命仕事をするとかの、意欲や姿勢が欠けてきているのではないか

でもね、日本は景気が悪い、悪いと言いますが、決してマイナス成長ではないんです。GDPも500兆円を維持し、横ばいというか、経済大国としての水準は守っていますね。もう少し日本という国に自信を持つべきでしょうね。
先ほども言いましたが、日本人は数々の不況という試練と立ち向かい、懸命に取り組むことによって、それを乗り越えてきました。そういうまじめな姿勢がありました。最近感じるのは、まじめに取り組むとか、一生懸命仕事をするとかの意欲や姿勢が欠けてきているのではないかということです。日本経済はマイナスにはなっていない、落ち込んでいないわけですから、上向かせるためには、私たちは一生懸命働かなければならない、努力しなければなりません。
まじめに働き、遊ぶときは遊ぶ、活気ある社会には必要なことです。
「借金をきれいにしたい」(リスナーの相談)に答える
小泉番組の後半は、お金に関する法律や生活経済の悩み事について、白川さんからアドバイスをいただきます。今日はこの番組のリスナーからのお葉書をご紹介します。神奈川県川崎市の秋元さんからです。
8年前サラ金から借金をして、いまは返しては借りるの毎日です。最初は5万円でしたが、現在は300万円の借金となり、まったく減りません。なんとかきれいにして再スタートを切りたいのですが、白川さんのアドバイスをお願いします。
という内容ですが、白川さんいかがですか。
白川秋元さんは典型的な多重債務者のようですね。でも、このようなケースは、私たちが解決の道筋を立てやすい例です。
小泉そうなんですか。
白川

12年以上違法金利で借りていた場合、おそらく借金はゼロになる

どういうことか説明しましょう。
この300万円は債務者も認識していますから、まず確定できます。次に借金に付いている金利です。これが重要です。かつては29.2%とかの高い金利でした。貸金業法の改正で、それが利息制限法の枠内に下り、現在は100万未満が18%、100万以上が15%が金利ですね。
秋元さんの借金の元金は300万ですが、一社からでなく、複数の貸金業者から借金をして、その合計が300万だと思います。そうだとしたら、それぞれの業者について、いつからいくらを借りてきたかが分かれば、法律上300万を返す必要があるのか無いのかが分かります。8年という期間は微妙ですが、違法金利で返済したこともあったかもしれない。その場合、グレーゾーン金利分の過払いが発生して、それを借金の元本に充当し、借金を減らすこともできます。
最初に300万をドーンと借り、10年から12年以上違法金利で借りていた場合、おそらく借金はゼロになるでしょう。秋元さんは業者との取引がやや短いので詳しく聞かないとわかりませんが、借金をかなり減額することはできると思います。
秋元さんの場合、貸金業者からの借金が全てですが、多重債務者の中には、銀行や信販会社のキャッシングを利用して人もいますね。まず銀行は法定利息でお金を貸していますので、金利分の払い過ぎは発生しません。信販系も平成18年から法定金利に下げていますので、最近の利用者は同様です。
債務問題で悩む人は、弁護士に頼めば、何でも解決してくれ、過払金が戻ると思われるかもしれません。どう解決できるかは、あくまでその人の借金の実態にかかっています。それさえわかれば、解決の道は見つけやすいのです。秋元さんも早く、専門家である私たち弁護士、司法書士に相談し、具体的な話をしていただければ、債務問題の負担が軽くなるのではないでしょうか。
小泉秋元さんいかがでしたか。ぜひ参考にして下さい。

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