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白川・上柳 放送対談中の表情写真

ごごばん! デイリースペシャル 〜法律クリニック〜 2011年5月17日 火曜日 (第15回)

テーマ 「ブラックリストについて」

話者名話の内容
上柳ごごばんリスナーのあなたの法律の問題について、お話を伺っていきます「ごごばん!法律クリニック」の時間がやってまいりました。スタジオには、白川勝彦法律事務所・白川勝彦弁護士です。宜しくお願い致します。
白川宜しくお願い致します。
堀・
増山
宜しくお願い致します。
話者名話の内容
上柳今日はですね、白川さんには、リスナーの方から届いたご相談にお答えいただきたいと思うんですが ─ 相談というか、質問という感じでございます。江東区の35歳、男性の方からのメールです。
増山
よく、借金を重ねるとブラックリストに載せられるという話を耳にしますが、本当にそんなものがあるのでしょうか? もし載ってしまった場合、どんなに必要な時でも金融機関から借金をすることができなくなるのでしょうか? また、リストから外されることってあるのでしょうか?
上柳ブラックリストに載るって話は、よく聞きます。しかし、そんなリスト見たこともないんですが、これはどういうことなんでしょうか?
白川そうですね、私は正直言って、好きな言葉じゃない。嫌いな言葉ですね。こんなことが日常普段に結構言われていることが、嫌ですよね。私のように債務整理の仕事を毎日やっておりますと、それはどういうことですか? といって1日1回は聞かれますし、また仕事柄、「債務整理を弁護士に頼んだりすると、そういうことになりますよ」って、説明をしなくちゃならないもんですから。非常に嫌な言葉だし、まさにこれは、コンピューター時代の産物ですね。
上柳法律用語ではないんでしょうね。
白川まず、本日のご質問からお答えしましょうか。「よく借金を重ねるとブラックリストに載せられるということですが」ということですが … よく借金を重ねなくても、たった1回でも、お金を向こうから借りたり、あるいはクレジットを組んだりすれば … 堀さんだって、クレジットくらい一つ持ってるでしょ?
私、クレジットカード持ってない人なんです。一枚も持ってないんですよ。本当、銀行カードしか持ってなくて…
白川クレジットカードとかを組めば、どなたでもリストには載ります。信用情報センターには。
上柳なるほど、なるほど。
白川誰でも銀行とかクレジット会社とか、あるいは貸金業者から借りたら自動的に載る、と。ただ、それはブラックリストとは通常言わないわけですね。
上柳そうですよね。
白川さて、後半ですが「金融機関から借金をすることができなくなる」っていう、これがよく聞くんですね。ですから、借りれば載るんですから、そういう情報センターに情報としては登録されるんですから、それだけでは、借りられなくなったりということはないです。ただ、ある事情があったりすると、実際問題としては貸してもらえなくなるので、法律上借りられないってわけじゃないんです。まぁ、その辺からいきましょうかね。
上柳お願い致します。
白川今言ったようにですね、誰でも銀行とかクレジット会社、あるいは貸金業者から、お金を借りれば自動的にそういうあるセンターに載ります。大きく言うと3つあるんですけども ─ 信販系とか消費者金融系とか、銀行によって違いますけども。ただ、それはお互いに連動してますから。ですから、結果的には金融機関から金を借りたら、そういうところに載ると。
上柳違うところで借りても、情報的には集約されていく、と。
白川そういうことですね。そして、取引に関して、例えば遅滞があるとか ─ それも、1日遅れたとか2日遅れたとかだったら関係ないんですが、例えば3ヶ月とか半年とか、あるいは1年以上も支払わないと。そうすると、業者にとっては大変じゃないですか。1年間も払ってくれない。ある意味では要注意ってことですよね。事故が起きる手前。それから、例えば破産をしたとか、あるいは弁護士に頼んで債務整理をしたとかいうと、業者から見たら、それは大変な事故なもんですから。
そういうのは、種類によってちゃんと載っけられます。例えば、誰かがお金を借りに来たとか、申し込みに来た時に一応貸すに際して、業者が調べるってことですね。ですから、一般の人とかマスコミが調べられるわけじゃないです。お金を貸す人が、自分が貸し倒れにならないよう、信用に関する情報を集めると。
上柳情報を問い合わせて、この人はきちんと返してますよとか。いや、半年返さなかったことが何回かありますよっていうのがいくと…
白川そういうことですね。いわゆる3分の1規制が出来て、貸金業者は3分の1以上貸すことが出来なくなりましたから。今度は、必ず調べざる負えないんじゃないでしょうか。
上柳3分の1ってのは年収、収入の…
白川それで調べればいくらで、年収はいくらですか? と聞けば。年収まで書いてあるわけじゃないですからね。そうすると、何社からどのくらい借りてるかっていうのは、黙っていて隠そうと思っていても、業者は調べれば分かるっていうことですね。
上柳「3分の1を超えてるので、あなたには貸せません」となってくるわけですね。
白川ということですね。例えば長期の滞納があったりすると“ご遠慮させていただきます"という手紙が届きます。申し込んだりしても。“せっかくお申し込み頂きましたが、あなた様の場合は取引は遠慮させていただきます“という手紙が届きます。
上柳審査の結果…って書いてあるわけですか。
白川そういうことですね。そこでですね、ちょっと説明しようと思うんですが ─ この前話した「過払い金」ってのがありますね。例えば残債が50万あったと。しかし、結局は過払い金で、過払い金を請求できるというケース。この前、話をしましたよね?
上柳利息の法律が色々変わって、「それ以上払わなくてもいいよ」というのが存在する、と。
白川業者の方は、まだ私どもは返してもらってませんと。しかし、我々弁護士が入って利息制限法に照らすと「もう過払い金ですよね」という場合も、厄介なんですね。業者の計算によれば「残債がありますよ」と。そこに、僕ら弁護士が入った場合は、業者はいわゆるそういうことがありましたって登録するんです。ですから、ブラックリストに載っかるのが嫌だって人は、いったん払っちゃいなさいと…業者が言うところのやつを。ちゃんと取り戻しますから。それで完済し終わった後ならば、我々が入って、堂々と話しますよ。
上柳あなた、取りすぎですよ。こっち全部払いましたけど。取りすぎですから返してもらいますって言うのを、きちっと言えると。
白川それは、いわゆる事故情報にはならないんですね。そういうものを嫌う人の場合は、私は、そういうことをする事もあります。大雑把、こんなところでよろしいでしょうかね?
上柳借り過ぎてにっちもさっちもいかないようになる前に、ちょっと押さえておこうという意味合いもあるんでしょうね。
白川もちろん、そのためのリストですからね。個人の粗を探すためのリストじゃないですから。
上柳そういったものをなんとなく分かんなく、ブラックリストという風に言っていたということなんですね。よく分かりました。皆さんも、白川弁護士にご質問等ございましたら、ぜひお寄せいただきたいと思います。お時間でございます。先生、今日はどうもありがとうございました。
白川ありがとうございました。
堀・増山ありがとうございました。

上柳昌彦氏・ 増山さやか氏 = ニッポン放送アナウンサー / 堀ちえみ氏 = タレント曜日パートナー (文中敬称略) | 第14回 | TOP[t] | 第16回

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