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永田町徒然草No.800号に寄せて

08年05月08日

No.800

永田町徒然草は、今日でNo.800となった。永田町徒然草No.700「アメリカ社会のダイナミズム」は、2008年2月6日であった。この数ヶ月間のテーマは、ほとんど毎日「道路特定財源の暫定税率」であったのだが、なぜかこの日はアメリカの大統領選挙であった。偶然だが昨日もノースカロライナ州とインディアナ州で民主党の大統領予備選があった。結果はオバマ候補の1勝1敗であった。まだまだ続くようである・・・・・

NHKのニュースで民主党は予備選をそろそろお終いにしないと本選挙で共和党を利することになるという声を報じていた。しかし、アメリカという国はそんなことで戦いをいい加減にする国ではない。やるだけトコトンやるのが、ヤンキー魂である。この点は私たちも見習わなければならない。道路特定財源の暫定税率廃止の戦いを止めてはならない。国会で暫定税率を復活されてしまった。これは第1回戦の敗北でしかない。次の衆議院選挙で民主党を中心とする野党が1議席でも過半数を上回ればガソリン税などの暫定税率を廃止することはできるのである。これが第2回戦であり、本戦である

 ガソリン税の暫定税率を廃止するとどうなるのかを国民は知った。それで困った人などほとんどいなかったと思う。だったらそうすれば良いのだ。次の解散総選挙で民主党を中心とする野党が過半数を1議席でも上回れば、ガソリン税の暫定税率を廃止することは確実にできるのである。だから次の総選挙のスローガンは「ガソリン値下げ!」でなければならない。野党はこのスローガンを捨てるのだろうか。次の総選挙までどんなに長くてもあと1年である。アメリカ大統領選のあの執拗さを私たちも見習わなければならないといったのは、こういうことなのである。

もちろん私はそういう執拗さをもっているが、野党は一体どうするのだろうか。「道路特定財源の一般財源化を勝ち取った」などといっている野党幹部もいるという。そうすると「道路特定財源の暫定税率廃止」というスローガンを打ち立てられないのではないか。そうすると「ガソリン値下げ選挙」にはならなくなる。そんなことで国民は納得するだろうか。私にはそう思えないのだが・・・。諸物価は高騰している。しかし、原材料費が高騰したためにどうしようもない値上げがほとんどだ。ガソリンの再値上げは、政治が行ったのである。ということは、政治的力で値下げできるのである。国民はそのことを望んでいる。

さあ、野党はどうするのか。道路特定財源の一般化の是非を改めて問い直さなければならない。いまのところ自民党も全野党も道路特定財源の一般財源化に賛成といっている。道路特定財源の一般財源化は、国民にとって悪い間違った政策だと私は考えている。このことは税を少し勉強したものならばごく当たり前のことなのだ。今後はこのことがテーマとなろう。全野党が賛成であろうが、間違っていることは間違なのである。私は少しも臆しない。来年からスタートする“裁判員制度”も全党の賛成で成立した。裁判員制度については実施する前から既に多くの危惧がいわれている。全員一致というのは、とかく無責任に通じることに成りかねないのだ。

我言即是万人声

我言即是万人声(我が言は、即ちこれ万人の声)
  褒貶毀誉委世評( 褒貶毀誉は、世評に委ぬ)
  請看百年青史上(請う看よ百年青史の上)
  正邪曲直自分明(正邪曲直、自ずから分明)

(訳)私の言っていることは、みんなが言っていることだ。
誉めたりけなしたりは、世間に任せる。
100年経って、歴史の上で見てくれ。
何が正しくて、何が間違っていたか。何が曲がって、何がまっすぐだったか。自然とわかるだろう。

戦前の帝国議会で“粛軍演説”をしたために議会を除名された斉藤隆夫衆議院議員がその際に詠んだ漢詩である。私には斉藤代議士ほどの詩才がないので格好良いことをいえない。せめて永田町徒然草を淡々と書き連れるしか能がない。今後ともご愛読を希(こいねが)う。日本という国を“変な国”にしないために!

それでは、また。

  • 08年05月08日 12時05分AM 掲載
  • 分類: 1.徒然

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