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あえて無題

09年05月20日

No.1170

政治には、具体的状況における具体的分析が求められる。その分析に基づいて、何らかの判断を行う。「具体的行動を何も起こさない」という“判断”もひとつの決断であり、それも行動なのである。麻生首相は「政局よりも政策」とよく言うが、首相就任以来いつ解散を行うかは麻生首相に求められている最大の決断だった。与野党の多くが解散を求めている中で、“政局よりも政策”といって解散しないのも、“極めて”政局的な発言・行動なのである。

いつも言っているように白川サイトは、“政治的”サイトである。だから、政治的に重要な問題があるのに、何も発言しないということはひとつの政治的判断をしていると受け取られても已むを得ないのである。政治にとっては、この世の森羅万象すべてが関心事である。雨が降ったり、豪雪の地・十日町市に雪が降らないこともテーマになるのだ(笑)。私は、いまは現職の国会議員ではない。政治的なスタッフもいない。従って、この世の森羅万象すべてについて発言したり、行動することは事実上できない。

従って、白川サイトの現実なテーマは、自公連立政権の悪行を告発し、それをいかにして打倒するかとなる。だから、告発の対象である自公連立政権を私は例外を除いて、「自公“合体”政権」と表現するのだ。ほとんどの人が自民党と公明党は事実上“合体”していると思っているが、なかなかそう言えないのだ。野党も自民党批判はするが、なかなか自公連立政権・自公政権と呼ばなかったのだ。最近ほとんどの野党が自公政権といっている。それは大切なことなのだ。

自公“合体”政権を打倒するためには、これと闘おうとするする者を援護しなければならない。野党を叱咤激励しなければならないのだ。厳しく“叱咤”しなければ、自公“合体”政権を倒すことなどできない。しかし、わが国の国民も野党も純粋でナイーブだ(笑)。あまり叱咤すると、潰れてしまう虞がある。だから、叱咤はときどき控え目にしか言わないのだ。それでも堪えるらしい。政権を取ったら、国民から厳しい叱咤があることを知らないようである。政権党になった経験が少ないのだから、それはやむを得ないのだが…。

だから、私は検察から攻撃された小沢民主党代表を援護したのである。小沢氏の公設第一秘書が逮捕された直後に「検察を使って政敵を抹殺する卑劣な行為」と断言することは、慧眼でも何でもない。皆がそう思った筈だ。ただ勇気がないとそう断ずることはできないのだ。私だって好んで警察や検察を敵に回したいとは思わない。弁護士としての仕事上、ハッキリいってマイナスとなる。しかし、自公“合体”政権との戦いの先頭に立っている者が抹殺されようとしているとき、これを援護しなければ戦いにならないだろう。ただそれだけのことだ。

小沢民主党代表を断固として援護しようと思ってはいたが、小沢氏が“矢折れ、力尽きて、倒れる”かもしれないということを私は危惧していた。小沢氏といえども生身の人間である。出血多量で倒れることはあり得る。ただでさえ、切れやすいところがある御仁なのだ。小沢氏の辞任直後、代表選に立候補する鳩山由紀夫氏を推薦することもそれなりに勇気のいることだったのだ。マスコミが小沢批判・鳩山批判をすることは目に見えていた。民主党の国会議員は、マスコミに弱いのだ。マスコミ頼りの選挙を考える者は、鳩山民主党代表では選挙に勝てないと思う者も多い。

マスコミは自公“合体”政権の味方なのだ。自公“合体”政権を打倒しようとしている民主党にとっては、敵なのである。そんなことが分からない民主党国会議員に、それを分かってもらわなければならないのだ。自公“合体”政権を支持する者を含めて“誰が民主党代表に相応しいか”と問えば、彼らにとって与しやすい者(岡田氏)を挙げることは当たり前ではないか。小沢氏を叩くだけ叩いておいて、幹事長として一緒に行動していた鳩山氏に好意的な印象を抱く者など少ないに決まっている。マスコミには、民主党代表選の世論調査をする資格など本来ないのだ。そういうことではないか。

私が政治的行動をする時間は、毎日午前9時ころまでしかない。私は白川勝彦法律事務所の責任者なのである。多くの人々から債務整理の委任を受けて、日々その仕事をこなしていかなければならないのだ。白川勝彦法律事務所には9人のスタッフがいる。雇用主として、スタッフの生活を守る責任もあるのである。法律事務所だって、“百年に一度の経済危機”の中でその経営は大変なのだ。不況になれば確かに事件は増える。しかし、弁護費用を払えない依頼者が多くなるのだ。だから、法律事務所の経営も大変なのだ。事務所に出なければならない時間がきてしまった。

それでは、また。

  • 09年05月20日 09時31分AM 掲載
  • 分類: 1.徒然

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