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11月13日(月)

No.99

加藤が死ぬのか、自民党が死ぬのか

1文字アキ加藤元幹事長の「不信任案が提出された場合、欠席することもあり得る」とのたった一言が、いま、自民党を、政界を大きく揺るがしています。政治家の言葉というものは、実に重たいものです。 昨日の「報道2001」、「日曜討論」、「サンデェー・プロジェクト」にいろんな人が出て、いろんなことをしゃべっていました。加藤氏もNHKの日曜討論で、改めて今回の発言の真意をのべていました。

1文字アキ私は、今回のことでまだ一度も加藤氏とは話をしていません。またいまの時点では、話をすべきではないと思っています。加藤氏には、いま加藤氏がおかれている立場で政治家としてやらなければならないことあると決断しての発言・行動でしょう。私には私で、いま私がおかれている状況のなかでやらなければならないことがあるし、また心に期すものがあるからです。直接お手伝いすることもできないのに、忠臣顔をしてしゃしゃりでていくことは私の趣味に合いません。しかし、20数年間も政治行動をともにしてきたものとして、加藤氏が考えていることは誰よりも理解できますし、考えていることに共通するものがあるのは当然のことです。

1文字アキ私は、加藤氏の冒頭の発言を聞いたとき、この発言は「加藤が死ぬか、それとも自民党が死ぬか」ということを意味すると直感的に思いました。そして、その後の推移をみていると、ますますそのようになっていると思います。昨日のテレビを観ている限り、このことを肌で感じているのは、加藤氏ひとりだと感じました。やはり行動している当事者だけが事態を正しく認識できるのでしょう。サンデー・プロジェクトには、中曽根元総理もでていましたが、全然状況を把握していないと思いました。

1文字アキ「加藤が死ぬのか、自民党が死ぬのか」──それは、賢明な読者にはくどくど言わなくても、お分かりのことと思います。例の四人組を筆頭に自民党執行部・主流派は、全力で加藤騒動の鎮圧をするのでしょうが、もし仮にその鎮圧に成功してみたところで、それが一体なにを意味するのでしょうか。かえって自民党というものに対する失望を強めるだけでしょう。そして、自民党はますます凋落の一途をたどるだけです。

1文字アキ自民党という党は、実はどうしようもないところにきてしまっているのです。どうしてそうなったのか。そのいちばんの源は、いうまでもなく公明党と連立を組んだことにあるということに気が付かなければなりません。なぜ、こんな簡単なことが分からないのでしょうか。

1文字アキ大世紀末、このようなことが起こるのは、やはり歴史の必然がなせる業でしょう。

11:101文字アキ東京の事務所にて

白川勝彦

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11月10日(金)

No.98

どうなっちゃたの?アメリカ大統領選

1文字アキIT最先進国のアメリカの開票作業がもたついています。ひとつは、作業手順の問題です。もうひとつは、制度の問題です。再集計したら票が違っていたというのは、ちょっとお粗末としかいいようがありません。それでは、再々集計したら、また違ってくるかもしれませんね。集計作業に信頼性がないということです。IT最先進国といっても、集計作業は手作業なんですからしょうがありません。

1文字アキもうひとつは、制度の問題です。不在者投票と海外投票の集計です。海外投票は、11月17日までに届いたものが有効とのことです。ということは、それまでは、結果を出すことがもともと無理だということです。大きな差があればフロリダ州の最終結果をだせるのでしょうが、大きな差がないのですから結論が出せないのは当然でしょう。そもそも本当に大統領が正式に決まるのは、手続的にはアメリカの全州の選挙人が12月何日かにどこかに集まって投票して決まるのでしょう。ですから、本当はその日までに選挙人が決まっていればいいのでしょう。それを早く知りたいということで、全世界が大騒ぎしているだけなんじゃないでしょうか。

1文字アキこうなったら、じっくりと待つしかしょうがないでしょう。待ちましょうや。これもって、アメリカという国がいいかげんな国ということの証拠にはならないと思います。

1文字アキアメリカという国は、そもそもこういう国なんです。おおらかというか、のんびりしているというか、要は大統領がちゃんと決まればいいだと考えて選挙制度が作られているんです。それを一日も一刻も早く知りたいという無理な注文をするものですから、おかしくなってくるし、おかしくみえてくるのじゃないでしょうか。もっとも、再投票ということになると、これは大変になってくると思います。

1文字アキしかし、最終的に大統領が決まれば、その大統領は世界でいちばん大事なことをきめる人であることは間違いありませんし、世界に対して大きな影響力を持つ人であることも事実です。そして、新アメリカ大統領はそのように振舞うでしょうし、アメリカ人はそれをサポートするでしょう。この辺が、日本の総理大臣とはちょっと違うところです。

11:451文字アキ東京の事務所にて

白川勝彦

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11月8日(水)

No.97

アクセスカウンターが19万を突破!

1文字アキ今朝5時30分に起きまして、サイトを開いたところHPのアクセスカウンターのヒット数が、19万を超えていました。あと1万で20万台にのるわけです。感激を新たにしました。

1文字アキ私がこのサイトを開設したのが、昨年の12月1日でした。Webサイトというものをほとんど知らなっかた私ですが、栗本慎一郎先生に勧められて開設はしたものの、肝心なことは無知といってよかったと思います。それでも、開設した以上は、必要に迫られていろいろとやってきました。そして、今日に至ったわけです。この間、あまりにもいろんなことがありました。いや、あり過ぎました。でも、このサイトは、いつも私の心の支えであり、誇りでした。

1文字アキちょうど昨年のいまごろ、特打ちソフトではじめてタイピングを始めました。1~2時間もこれをやると、本当に肩がパンパンに張りました。それでも、Webマスターとの男の約束でしたから、意地になってやりました。でも、本当にこれをやっていなかったら、BBSへの書き込みなど実際はできなかったと思います。だって、あの書込みです。どの書込みに対するレスか秘書にいってもそれを探すだけで、一苦労です。多い日は、一日に300くらいありましたから。メールへの返信なども、すぐそこでするから、短くてすむのであって、遅れてしまえば「前略、メールありがとうございました。返信が遅くなって申し訳ありません。○○○だったものですから遅くなってしまいました。どうか、お許しください。…」と書かなければなりません。下手をすると、飴より笹のほうが高くなってしまいます。

1文字アキところで、いまはどうか。そんなに自慢できるほどではありませんが、たいがいのものは私自身で打っています。もちろん、まだ原稿用紙に書くほうが早いことは早いとは思いますが、それを秘書にタイプしてもらっても、やはり書き直さなければなりません。そして、打ち直したものを見るともう一回直したくなるものです。自分で打つと一回でそれがすみますから、結果としては、原稿用紙に書くのとタイプするのと同じくらいのスピードになったといってもいいかもしれません。私がブラインドタッチで打っていると同僚は感心するやらビックリしていますが、これは「少し長めの序文」に書いたとおり、ガンでなくなった私の政策秘書の田口君の遺言と思いやってきたお陰だと思っています。彼は死した後も私と支えていてくれた感謝を新たにしています。

1文字アキ私のサイトの目玉は何といってもBBSです。そして、永田町徒然草です。残念ながらこの順序はなかなか逆転してくれません。そして、常連のみなさまは直接そちらの方にアクセスしますので、それはHPのアクセスカウンターのヒット数にはなりません。そのようなアクセスがHPのアクセス数の半分あります。ですから、開設いらい私のサイトを訪れてくださった方々は、最低でも30万人は超えているわけです。そして、Visit数は、アクセスカウンターの約1.5倍ありますので(ここのところが、Webマスターから何度聞いても理解できないのですが)、実際は40万人以上の方々が私のサイトを覗いて下さったことになります。

1文字アキそして、私のサイトの特徴はVisiterのヒット数が多いということです。ひとりのVisiterが33ヒットするという統計が出ています。そうするといったいこれまでにどれだけの通信料を払って私のサイトをみてくださったのか、考えると恐ろしいことになります。せめて一生懸命に努力して、ご期待に応えられるサイトにしなければならないと思っています。また、政治家としていつか必ずこうしたみなさまの温かいご配慮に応えなければならないと肝に銘じています。それにいちばん大切なことは、自公保連立に終止符を打つことです。それをストレートに行動できる立場にいないことがいちばん残念です。

1文字アキこのサイトをご愛読いただいているみなさま、そしてそのことにより私を励ましていてくださっているみなさまに、ここに改めて感謝の意を表し、心からの御礼を申し上げます。

19:401文字アキ東京の事務所にて

白川勝彦

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11月6日(月)

No.96

自由主義と民主主義

1文字アキ自民党の正式名称は、自由民主党です。ですから、自民党の政治家は、自由主義・民主主義をいちばん愛するものは自民党であるとか、自由主義・民主主義をいちばん大切にしてきたのは自民党である、こんな演説をよくします。しかし、私はこのことにいつもちょっとひっかかるものを感じていました。だいいち、自由主義・民主主義と二つもの主義ということばを羅列することは語呂も悪いし、いいにくいところがあります。このことをちょっと考えてみたいと思います。

1文字アキ自由主義体制をとった場合、民主主義はものごとを現実に処理するためにどうしても不可欠です。自由主義は、あらゆる意見・価値観を平等に認める立場ですから、意見が対立した場合、多数決で決める以外に他に原理的な方法論がないからです。私たちが民主主義という場合、普通この多数決原理を民主主義とか、民主的にものを決めるといっているのではないかと思います。そして、このような民主主義は、自由主義と二人三脚で発展してきました。しかし、旧ソ連邦の時代、ソ連共産党は彼らの民主主義をさかんに宣伝していました。いまだって日本共産党は、自分の党がいちばん民主的であるといっています。例のあの「民主集中制」というやつです。この前の非拘束名簿式を導入するときも、与野党とも自分のやっていることが民主的だといい、相手を民主主義に反するといって非難しました。どうしてこうなるのでしょうか。

1文字アキ私は、Democracyを民主主義ということに問題があるのではないかと思っています。Democracyは、すくなくとも主義とはちょっと違うのではないかと考えます。英語としても、○○主義と訳される場合にある○○ismのism(イズム)がここにはありません。自由主義者で民主主義者であることは矛盾していませんが、自由主義者で社会主義者であることは矛盾しています。ism(イズム)=主義は、ものごとに関する原理原則的な考え方をいいます。そうすると相容れることができないism(イズム)があるはずです。社会主義と共産主義が矛盾しているかどうか私は知りませんが、自由主義と社会主義は明らかに対立し、自由主義者でありかつ社会主義者であることは矛盾しているといわれるでしょう。

1文字アキここまでいうと、だいたいお分かりいただいたのではないかと思います。いま、念のため英和辞典(新クラウン英和辞典)を引いてみますと、「Democracy=(1)民主政体、民主制 (2)民主制の国、民主国」となっています。すくなくとも民主主義という訳はしていません。ですから、民主的な社会主義も、非民主的な自由主義も言葉としてはありうるわけです。ただ、本当に民主的な社会主義というものが可能なのか、非民主的な自由主義というものが実際にありうるのか、それは別問題です。民主という言葉にすくなくとも多数決原理ということを含ませて考えた場合には、それは無理だと私は考えます。

1文字アキいま日本にある政党で、自分の党が民主的でない、また民主主義を尊重しないなどと主張する政党はないでしょう。自民党には、自民党的デモクラシーがあります。共産党には、例の民主集中制というデモクラシーがあります。公明党には、公明党的デモクラシーがあるのでしょう。民主党には、民主党的デモクラシーがあるのでしょうと書こうとして、はぁ?と思いました。民主党的民主制、これ完全なトートロジー(同語反復)ですね。だから、この党のいうこと、やろうとしていることは分からないのだということに気が付きました。民主という言葉を若干深めて考えてみると、民主党が目指すものが「民主」だということは、政党論としておもしろいと思います。

1文字アキ最後に、正確にここまで調べたり考えたりしたわけではありませんが、私は「自由民主党が目指すものは、自由にして民主的な国、社会である」といういい方をかなり前からしてきました。そして、自民党が目指すものはそうでなければならないと心底そう思ってきました。現実の自民党がどうであるかは、ご意見のあるところだと十分承知をしておりますが…

09:101文字アキ東京の事務所にて

白川勝彦

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11月2日(木)

No.95

11月となりました

1文字アキはやいもので、今年も11月となりました。秋が深まるというか、地域によってはもう冬というところも多いのではないでしょうか。私の生まれた十日町市も11月といえば、もう冬でした。みぞれの日もあり、11月というともう本当に寒い日が多かった記憶があります。よその家ではもう炬燵(こたつ)があるのに、私の家はなかなか炬燵を作ってくれないのです。はやく炬燵が欲しいというと、犬の日まで我慢しなさいという言葉が返ってくるのです。犬の日とは、干支でいう犬 (戌) のことであり、昔のカレンダーには必ず載っていました。いま国会手帖を開げてみたのですが、大安・赤口・先勝・友引などは載っていますが、今日が干支でいうとなんの日なのかは載っていませんね。犬は干支でいうと11番目です。

1文字アキこのように昔はなにかするときには、縁起をかついだものです。11月の11番目の犬の日に炬燵を入れるというのは、きっと火事にならないように縁起をかついだのではないかと私は思っています。昔は、炬燵による火事が多かったからです。電気炬燵と違って炭火をいれるのですから、火事の原因になるのはあたり前のことです。それにしても11月の犬の日まで炬燵がないのは、本当につらいものでした。着ているものも今と違いましたし、足袋や靴下なども11月はまだはいていなかったと思います。栄養も十分ではありませんでした。本当に寒さでブルブルふるえていたことを懐かしく思い出します。それだけに炬燵が入った日は本当に嬉しいものでした。口には出さなかった大人たちも炬燵に入って嬉しそうにしていました。大人たちという表現をつかったのは、この当時、わが家は機屋(はたや)をしていたものですから、ひとつ屋根の下に30人くらいで生活していたからです。私のような子供の方が少なかったのです。

1文字アキ昔から、11月は士月(さむらいづき)といわれてきました。「にしむくさむらい」でいう「さむらい」です。これはもうおわかりですね。それだけのことで、特に深い意味はないのでしょう。しかし、昨今の政治のありさまをみていると、士(さむらい)出でよ、という声が強くなっています。政治家は士でなければならないと私は思ってきました。代議士の「士」は、さむらいですよね。弁護士の「士」もさむらいです。まあ代議士にあまり難しいことを求めるのは無理だとしても、せめて士であってほしいとはかねがね思ってきました。前号で書いたこともそのようなことをいいたかったのです。私はいま、士の気概はもって広く天下のありようを観ております。そして、士として起たなければならないときは、決然と行動していく勇気だけはもっています。いずれにしても、憂いの深い秋が深まっていきます。

11:451文字アキ東京の事務所にて

白川勝彦

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10月30日(月)

No.94

自公保は、なぜ権威と品位がないのか?

1文字アキ最近、私のサイトへのアクセスがまた多くなっています。ありがたいことですが、政局が混乱し、自公保連立の問題が露呈しているからだと思います。BBSやメールなどで、「白川さん、この現状はなんとかならんのか」との悲鳴にちかい抗議をたくさんいただいております。私もそう考えているのですから、当然だと思います。自公保連立は、その発足のときから国民から強い違和感・拒否感をもたれていました。しかし、いまやそれは、自民党に対する拒否感・不信感になりつつあります。事態はきわめて深刻です。でもそれは仕方のないことであり、自業自得だと私はかんがえています。というのは、自民党と公明党との連立は、自民党が保守政党として大切にしなければならない最低限のことも放擲して作ったものだからです。今日は、この面から自公保連立の問題点を考えてみたいと思います。

1文字アキ自民党が保守政党であるということは、誰も否定できない事実でしょう。保守政党である自民党には、保守政党として最低限まもらなければならないことがあるはずです。これまで私は、自公保連立は憲法に違反する、また自由主義政党である自民党の命とりになるから、反対するーやめるべきだという私の考えをのべてきました。しかし、これはかなり理屈っぽいものです。自民党は、こうした理屈や主義・主張ではなかなか動かないところがある政党です。そこに私の苦労がありました。しかし、自民党の誰もが否定しない保守政党という面からみても、公明党との連立は自民党の生き方にもとるものだということです。

1文字アキ保守主義とは何か、実はこれを議論するとまた難しいことになるのですが、ここではやめます。また、自民党が保守政党である、自分が保守政治家である、といっている人もそんな難しい議論を踏まえてそういっている訳ではないのですからその必要もないでしょう。普通の意味における保守政党である自民党がいちばん大切にしなければならないのは、主張の一貫性と信義(もっとありていにいえば、仁義)でしょう。公明党との連立は、これまで自民党のいってきたことと矛盾しないか、これまで自民党を支えてきた人たちとの信義を失うことはないか、胸に手を当ててこのことを考えてみれば恥ずかしくて到底できることではなかったはずです。

1文字アキ自民党は、平成8年10月に行われた総選挙において、新進党対策として政教分離ということをかなり派手にキャンペーンしました。このキャンペーンの総大将が、自民党の組織広報本部長であった亀井静香氏です。亀井氏は、憲法二十条を考える会」の会長として宗教団体にむけた平成6年2月18日付書簡のなかでこういっています。

1文字アキ「さて、政治は国家、国民の安全と、福祉の向上に 全責任をもつことでありますが、その前提は、国民 一人ひとりの自由な意思が尊重されることであり、 言いかえれば『心の自由』を確保することでありま す。 しかし、連立政権(細川連立内閣のこと ─ 白川注)の誕生と共に、戦後幾多の先人が築き上げてきた 『心の自由』を保障する『自由な社会』が、いま根 底から崩れ去ろうとしております。

1文字アキなぜなら、極めて排他的な一宗教団体が、自ら支配する政党を政権与党に組み入れ、政治を壟断し、 わが国を事実上支配しようとする構想を描いているからであります。特に、この度の政治改革法案の成 立に伴う小選挙区比例代表並立制の導入によって、 現実化する危険が切迫してまいりました。」

1文字アキこれが、今日の自公保連立の中心人物の一人である亀井氏の言動だと知ったら、抱腹絶倒される方が多いのではないでしょうか。さらに付け加えると、綿貫民輔氏(現衆議院議長)も野中広務氏(現自民党幹事長)も村上正邦氏(現参議院自民党議員会長)もいずれも「憲法二十条を考える会」の役員として名を連ねています。詳しくは、「「憲法二十条を考える会」の結成と顛末(リンク)」の結成と顛末をご覧下さい。保守政治家の命は、ドグマや理論ではありません。その人の生き方や言葉がその命のはずです。そういうものさえない政治家というのは、○○政治家と呼べばいいのでしょうか。このように政教分離ということをこれだけ主張していた政治家が、恥じも外聞もかなぐり捨てて自自公連立 ─ 自公保連立に流れていくなかで、私ひとりくらい愚直に節をとおさなければ、大自民党には仁義や信義を貫く者はだれもいないのかといわれても仕方ありません。せめてそのひとりでありたいという思いが私には一貫してありました。「戦うリベラル」ということを自他ともにみとめる私にはあまり似つかわしくないことかもしれませんが、私も保守政治家である以上、こういうことは理屈抜きで大事にしなければならないと思っております。

1文字アキ保守政治家の代表選手として自他ともに認めるこの人たちですら、このようなことですから、あとはおして知るべしです。保守主義者としての誇りも生き方も放擲した自民党の国会議員の圧倒的支持を受けて、小渕前総裁は自自公連立に踏み切りました。それから一年有余が経過しました。現在の自公保連立には、権威と品位がないといわれます。この連立のなかで、自民党がいくら圧倒的比重を占めているといっても、保守政治家としての誇りや仁義を捨てた人たちによって、この選択が行われたのですから、自公保連立の政治に権威と品位がないのは、当然といえば当然なのだと思います。自民党が公明党と連立を組んだことは、保守政党の風上にもおけない、信義にもとる誇りを失った所業であると、いまも私は思っています。この顛末がどうなるか。それは、天が、国民が決めることです。

00:301文字アキ東京の事務所にて

白川勝彦

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10月26日(木)

No.93

異常が定着しようとしている!

1文字アキ東京21区の補欠選挙の自由民主党候補の敗北を受けて、また森首相の「第三国での発見」発言を抱えて、今週は政局的には非常に緊迫した状態で始まりました。今週は森政権として組閣以来最大のピンチの状態だと私は思っていました。しかし、今朝の新聞をみると第三国発言も何とか乗り切り、焦点は中川官房長官の進退問題に移ったと報じております。いつものシッポ切りといわれるやつですなー。そして、あれだけ異常な状態で参議院を通過して衆議院に送付されてきた、非拘束名簿式を参議院の比例区に導入する公職選挙法改正案が今日衆議院で可決され、この改正案は成立するそうです。

1文字アキこうした国会の状況をみていると、政界に勝負師といえる人が本当にいなくなってしまったのだという感を深くします。これは、与野党ともを含めてです。こうした状況が、政治不信・政党不信を生み出し、いっそう長野・東京21区現象を加速させていくのです。政治は、問題があるときはやはり思い切り騒がなければならないのです。それが、政党や政治家の仕事なんです。思い切り騒いだ後で、どう決着するかはまた別問題です。そこに「政治的決着」といわれるものがあっても、それが現実の政治というものですが、そういうことを演出する政治家すらもいなくなってしまいました。理念や志における政治の貧困ということがいわれて久しくなりますが、そんなレベルではなくもっと低次元のあるいは悪しき意味でいわれる政治ですら、いまやわが国にはなくなってしまったという感がします。数と数とのぶつかり合いですべてを決着する。それが民主主義だというのなら、それは暴力と暴力とのぶつかり合いで決着するのとあまり変わりがなく、民主主義というものを極めてつまらなくするだけではなく、政治そのものを味気のないものにし政治不信をいっそう高めるだけです。

1文字アキ私が初当選したのは、昭和54年10月の総選挙でした。このときいわゆる40日抗争といわれるものがありました。総選挙の結果に対する責任追及で、ときの総理総裁であった大平正芳首相に退陣を求める福田赳夫前首相を先頭する反主流の激しい攻撃がありました。そして最後は本会議場で、大平首相と福田前首相が総理大臣の指名選挙を争うという大バトルを展開したのです。大平派の一年生議員であった私などは、訳もわからず心配しただオロオロしていただけだったのです。そんなある夜、私も一丁前に幹部が集まる瀬田にあった大平邸に行ったのですが、そこで大平首相が私に向かってこういうのです。「白川君。政治はときにはこういうバカバカしいこともしなければならないのだ。そうしないと政治に対する人心が倦んでしまうのだ。」あの抗争の真っ只中で、泰然自若としてこういうことを平然という大平首相の政治家としてのスケールの大きさに私は圧倒されてしまいました。宰相たる者、このくらいの腹と度胸が必要なのです。それにひかえ、今日の国会のさまはいったいどうでしょうか。数があるから、数で乗り切る。一切は問題無用。文句あるならオレの首を取ってみろ。できはしないじゃないか。一見、強そうに見えますが、これじゃ数で武装しているだけなんです。私は、こういう御仁が哀れにさえ見えます。

1文字アキ今週の火曜日の『朝日新聞』に世論調査も結果がのっていました。それによると…

森内閣の支持率23パーセント (28パーセント。カッコ内は9月の数値─以下同じ) 不支持率56パーセント (51パーセント)。「自民党と公明党と保守党の連立政権をよいと思いますか、よくないと思いますか」という質問に対する回答は、よいと思うが19パーセント(27パーセント)であるのに対し、よくないと思うが実に55パーセント(52パーセント)です。

1文字アキ自民党の支持率も、9月の30パーセントから26パーセントと4パーセントも落ちています。

1文字アキ数をバックに党内は切り抜けられるのでしょうが、現在の自由民主党の執行部のやっていることは、明らかに人心を自由民主党から離れさせています。まさかこれに気がつかないほどバカではないでしょう。分かっていても平気でこうしたことを続けているというところが問題なのです。後のことなど知ったことか。いまが、自分さえよければそれでよい。4人組というんですか、森首相を含めてこの人たちにはそんな感じを持たざるを得ません。だったら、いちど堕ちるところまで堕ちてみたら?といいたくなります。いずれにしろ、憂いの深い秋です。

14:301文字アキ東京の事務所にて

白川勝彦

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10月20日(土)

No.92

公明党の WAY OF LIFEの変質?!

1文字アキ今週の国会に関する報道は、月曜日から参議院のこと一色でした。参議院比例区にいわゆる非拘束名簿方式を導入する問題で、参議院は荒れに荒れました。このことについては、多くの報道がなされましたので解説的なことを述べるつもりはありません。いくつか感じたことを述べてみたいと思います。

1文字アキまず、いちばん奇異に感じたのは、斎藤議長の斡旋を野党だけでなく与党までがあっさり拒否したことでした。私はこれまでこういうことをあまり見たことがありません。議長だって選挙で選ばれるのですから、党を離なれているといっても相当に党派性があることは、誰も否定していないのではないかと思います。ですから、国会では副議長は野党から出してこれを牽制してきました。しかし、与野党とも議長・副議長を神様とみたてて、この人のいうことは絶対とみなし国会を運営してきました。裁判と同じです。神ならぬ人間がすることを絶対としてこれに従わなければならない必要があるとき、このような擬制が行われるのです。議長という職とはそういうものです。そして、国会運営の全体をみればこのことは、与党にとって都合のいいことだし、現に野党としては仕方なくこれに従わざるを得ないということが多いのだと思います。

1文字アキさて、自分たちの神様だと思ってきた議長から、自分たちに都合の悪いご託宣が出てしまった。これに従うか、そんな神様ならこの際これを変えて別のご託宣をもらおうとするのか。これはまさに生き方の問題です。今回の場合、与党三党は後者のみちを選んだわけです。このことにより、与党三党は議長というものの、神格性を奪ってしまったわけです。新しく議長になった井上裕氏を私はよく存じておりますが、いい面の皮でしょう。新しい議長は、与党三党の神様であって野党の神様ではないということになります。これで果たして議長の権威はあるのか、国会の権威は保たれるのかということでしょう。これを壊したのが今回の斎藤議長の辞任劇の意味するものです。なお、神様といい、仏様といわなかったのは、こういう場合の神様仏様とはいわない普通の日本語の用例に従っただけですから誤解のないように(笑)。結論からいえば、与党から議長斡旋を拒否してはいけなかったのです。野党が議長の斡旋を拒否したために議長が責任をとって辞任するのならそれは仕方ありません。それが、国会運営を含めて政治全体に責任を負う与党のやり方なのだと私は思います。

1文字アキこういう難しいことは別にして、今回の一連の動きの中で公明党という政党のWAY OF LIFEって一体なんだったのかということが分かってきたのではないかと思います。公明党はこれまで野党として、こういう場面でいろいろなことをいってきましたし、いろいろなことをやってきました。自ら中道政党と名乗るために、こういう場面ではいちばん活躍する場があったわけです。そういうときにこれまでいってきたことと、今回公明党がやってきたことに共通性・整合性があるのかということです。平和・人権・議会制民主主義・庶民の味方・少数意見の尊重etcが、公明党のキーワ-ドでありそれに基づいたパフォーマンスをしてきたと私は思っています。与党の一員になったとはいえ、果たして今回の行動はこれまでいってきたこと、やってきたことと共通性を感じさせるようなものがあるのでしょうか。

1文字アキ今回の問題は、選挙制度であって政策問題ではありませんから、与党として政権に共同責任を負うという類の問題ではないと思います。それに、選挙制度については、賛否は別にして各党各会派の協議によって決めるというのが、これまでの国会の一つのルールでした。私も自治大臣時代、選挙制度に関係する質問については、「選挙制度に深く関係する問題ですから、各党各会派において十分ご協議いただきたいと思います。」ということを常套句として答弁してきました。ですから、自由民主党が国会で絶対多数をもっているときでも、選挙制度だけは自由民主党に都合のいいようにそう簡単には変えられなかったのです。このことを前提として今回の騒動をみていると、唐突・拙速という感は拭えません。こういう事態のとき、与党とはいえ公明党の態度が注目されるわけですが、公明党はこれまでの生き方に忠実だったといえるのか、公明党の支持者を含めて意見のあるところでしょう。

1文字アキ私が先にWebサイトに「『憲法二十条を考える会』の結成と顛末」という小論を掲載したのは、亀井静香という政治家のWAY OF LIFE─生き方を問題にしたかったからです。こういう生き方をする政治家の言は、言葉それ自体に意味がないということなんです。自分のいったことに責任を取らない、一貫性を大切にしない人間のいっていることの矛盾を追及してみても、そもそも意味はありません。その人にとっては、言葉はそのときそのときの都合で適当に口から吐かれている手段に過ぎないのですから。これと同じことが、今回の件に関して公明党にもいえるのではないかと私は思っているのです。これまで公明党が政治のあり方・国会のあり方・議会制民主主義などについていってきたことが、実はほとんど意味のないことだったということを満天下に明らかにしてしまったのではいうことです。俗ないい方をすれば、公明党の言葉・公明党のいうことなど決して信用できないということです。このことは、これからの公明党の選挙に大きく影響するでしょう。

1文字アキ聖書は、「はじめに、言葉ありき」という一節から始まります。私は、この一節を詳しく説明する知識はありませんが、政治や国会も「はじめに、言葉ありき」なんです。また、そうでなければ政治も国会も、法と理性の支配するものとはなりません。力と力のぶつかり合いになってしまいます。公明党を長年ウォッチしてきた人にとっては、なにをいまさらという感があることとは思いますが、公明党だって票をとるためにはやはり言葉でとっているのです。

1文字アキですから、やはり言葉は公明党にとってだって、少しは意味があるので、あえて私はこのことを今回の件に関して指摘しておきたいのです。

1文字アキ最後に、それでは自民党の言葉はどうなのか。これもあまり信用されてませんね。ただ、これはいまにはじまったことではありませんから。それに、いうことが人によって最初からバラバラですから。ただ、私は自分の言葉というものを大切にして生きていきたいと思っております。

08:101文字アキ東京の寓居にて

白川勝彦

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10月14日(土)

No.91

書込交流広場(BBS)への誘い

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1文字アキ秋が日に日に深まり行く今日この頃です。昔から読書の秋といわれてきましたが、そのうち「インターネットの秋」なんて言葉もでるかもしれませんね。私は一つのWebサイトの開設者ですので、私のサイトへのアクセス数をいつの注意深くみております。また、私のサイトのデータを詳しく報告してくれる仕組をWebマスターが作ってくれているのでときどきこちらもみています。

1文字アキ細かいデータは別として、一般的にいえることは土日などの休日で天気のいい時間帯はアクセスが少ないです。やはり散歩とかスポーツに出かけるためだと思います。しかし、休日でも雨が降ったりしているとアクセスは結構あります。平日はあまり天候に左右されません。会社や事務所のPCでみられるからだと思います。私の場合、休日より平日の方が明らかにアクセスが多いのです。これは私の支持者に会社関係の方が多いということと、PCがずいぶん普及したといってもまだまだ全部が全部自宅にまでPCをおいているわけではないということだと思います。

1文字アキいずれにしろ、多くの方々からこのサイトを見ていただいておりますこと、改めて御礼申し上げます。また、せっかく覗(のぞ)いてもつまらないじゃないかといわれないように一生懸命努力していきたいと思っております。どうかこれからも白川サイトをよろしくお願い申し上げます。あわせて親しいメール友達(メル友というんですか)の方々にご推薦いただければこれに過ぎる喜びはありません。

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1文字アキ私がこのサイトを開設したのが昨年の12月1日でした。開設して一年足らずで政治家のサイトとしてはトップグループのアクセス数のあるサイトになったのは、ひとつはこのサイトのテーマである、政教分離問題ー自自公連立そして自公保連立について国民の関心が高かったからだと思います。しかし、もう一つはBBSの存在であることは明らかです。

1文字アキみなさんから「白川さん。ずいぶんマメに更新していますね。」とよくいわれます。確かにWebサイトを開設した以上はできるだけマメに更新するのは開設者の義務だと思って、それなりに努力はしてきました。しかし、そんなに更新できるものでもありませんし、自慢できるほど更新してきたわけでもありません。また私程度の政治家の場合、第一にそんなに材料がありません。「永田町徒然草」だって、一部には私の言動をかなり真剣にウォッチしている方々がおられるわけですから、なんでもいいから適当につれづれに書くというわけにもいかない事情もあります。

1文字アキにもかかわらず、非常に短期間の間に政治家のサイトとしてはかなりジャンボなサイトに育ったのは、書込交流広場(BBS)があったからです。私が更新しなくても書き込みをされる方々が日々私のサイトを更新をして下さっているからです。そういう意味では、私のサイトは毎日更新されています。開設以来一日として更新されなかった日はありませんでした。もっとも総選挙の期間だけは公職選挙法の規制で更新できませんでしたが。

1文字アキ最初のうちは、私はこのサイトのヒット数などを自分で調べることができなかったため、このサイトのどれがいちばん見られているのかWebマスターに訊ねたのですが、いつ聞いても「BBSです」という答えが帰ってくるのです。BBSというものをあまり知らなかったために、正直いってちょっと残念な感じを最初のうちは持ちました。旧BBSも最初のうちはそんなに多くの書込みもありませんでしたので、そんな感じを私は持ったのだと思います。しかし、今年の初めころから旧BBSは非常に盛り上がってきました。そして、いちばんヒット数が多いのがBBSだということも理解できるようになりました。

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1文字アキ2月の中旬ころからでしょうか、もう盛り上っているもんなんてものじゃなかったですよね。私たちの意見を量において圧倒するような悪意に満ちた書込みもかなりあり、私はなんども「良貨は悪貨を駆逐する」という檄を飛ばしました。そのころ本会議場で私のすぐ近くにいた野田聖子代議士(郵政大臣を務め、本人もPCを駆使される政治家です)が、「白川先生のBBSは、日本でもっともホットなBBSですね」と励ましとともに慰めてくれました。

1文字アキ3月下旬には例の事件がおき、文字どおり火に油を注いだように悪意に満ちた書込みが増え、1日に100以上もあるこうした書込みに目を通すことは私自身にとってもつらいことでした。きっと私を支持してくださるみなさんにも同じような思いをさせたのではないかと思っています。BBSでもメールでも、事実上書き込みフリーのBBSは閉鎖してはどうかというアドバイスを多くの方からいただきました。しかし、どんなにつらくともそういう気持ちは私には一度も起きませんでした。

1文字アキそれは、このような悪意に満ちた書込みはそもそも白川BBSを潰す、閉鎖させるためになされていると私は思ったからです。閉鎖すること自体が私の負けを意味するからです。またそれは、自由な言論の負けをも意味するからです。それからもうひとつは、へんなことや嫌なことを書かれるからといって掲示板を設けない政治家が多い中で、私も結局はそうだったじゃないかということをいわれたくなかったからです。これは、政治家としての生き方の問題です。

1文字アキどちらの気持ちが強かったかしいてというと、後者の方です。私は郵政関係の仕事に長く関心をもち、郵政政務次官も務め、これまでニューメディアの推進に努力してきました。そうしたなかで、パソコン通信のころから双方向の通信が可能なことこそ、マスメディアに対抗できるニューメディアの本当の強さだとの思いが私にはあったからです。また、ニューメディアがこういうことをしなければ、健全な自由主義社会は確保できないという信念が私にはありました。ますます肥大化するマスメディアに対し新しい情報伝達手段を一人ひとりが持たなければ、個人は真にその自由を確保することができず、結果としてマスメディアが支配する社会となってしまうとの危惧が一人の自由主義者としての私にあったからです。

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1文字アキインターネットに自分で実際に接続したことはありませんでしたが、インターネットが双方向性のある新しいメディアであるということを私は知っておりました。ですから、Webサイトを開設すると決めたとき、そこにBBS(掲示板)を設けることは私にとってはごくごく当たり前のことでした。私にいわせれば、Webサイトをせっかく開設したのにBBSを開設しない政治家が多いことのほうががまったく理解できません。双方向性のあるインターネットというメディアを使って政治活動をするという意味が全然分かっていないのではないでしょうか。

1文字アキ現に私はBBSをもっていたために、私を快く思わない方面の方々から徹底的にやられました。しかし、私はそのために果たして傷ついたのでしょうか。私は決してそうは思っておりません。傷つき評価を落としたのは、私を攻撃した方だと思っています。インターネットで私のサイトをみる方々は、見識の高い人なのです。こういう方々を前に、あのような攻撃をしたところで何の意味もないばかりでなく、自分たちの評価を下げるだけなんです。ですから、BBSを使って攻撃しようとしても、へんな攻撃は決してできないのです。あまり心配する必要はないんだと思います。

1文字アキ総選挙以後BBSの書込みを登録制にしたのは、へんな書込みや悪意に満ちた書込みを制限するためでは決してありません。旧BBSも本名で書き込むことが条件だったわけですが、実際にはこれを徹底することができなかったために匿名の書込みやこれに類するものを削除するのにたいへんな労力を必要としたからです。Webマスターは、一時はこのためにたいへんな時間をとられてしまい、他の仕事がまったくできないという状態だったのです。

1文字アキ新しいBBSではハンドル名で書くこともできるようにしました。創価学会などからの嫌がらせを心配する人には、秘密を保持する方法もあります。率直にご相談下さい。いま、政教分離問題や自公保連立がなんとなく既成の事実として押し流されようとしています。そのような時だけに真の言論を多くの人々が気迫をもって吐かなければならないのだと思います。白川BBSがそのような役割を果たすことができれば、私のWebサイト開設の目的は十分過ぎるほど達成されたことになります。

1文字アキ新しいBBSも3ヶ月半で、3,320件(10月14日現在)の書込みをいただきました。書き込みをして下さった方々にこの場を借りて、心から御礼を申し上げます。旧BBSに比べれば、静かな雰囲気のなかで質の高い議論がなされているとたいへん喜ぶと同時に、このBBSは私の大きな誇りです。以前に比べればかなり時間がありますので、私もできるだけ議論に参加しようと思いかなり書き込んでおりますので、日頃は「書込交流広場(BBS)」をご覧になられない方々もぜひホームページの「書込交流広場」をクリックして下さいますようお願いいたします。

23:201文字アキ出張先のホテルにて

白川勝彦

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