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何か変な力が、大きく動いた!? 本当だとしたら、これは大疑獄事件だ。

17年03月11日

No.1899

平成29年3月11日(土曜日) ─ あの日から、満6年が過ぎた。東日本大震災のあの衝撃は、日本人なら誰も忘れられないだろう。昨日も今日も、どの局も東日本大震災に関連する報道をやっている。色々な視点から見詰め直すことは、それぞれに重要である。それについて云々(うんぬん)するつもりは、毛頭ない。東日本大震災の何が問題なのかについては、それぞれの時点で、私なりの考えを述べてきた。だから、今日はこの話題には触れない。

平成29年3月10日(金曜日) ─ この日には、大きな事が色々あった。しかし、私は非常に忙しくて、断片的にニュースを見ただけであった。夕刻自宅に帰ったので、それぞれのニュースを詳しく見るつもりだった。それぞれの局がどのような順位で報道するかにも、興味があった。私としては、韓国の憲法裁判所が下した朴槿恵大統領罷免判決が第一番であろうと思っていた。

ところが、NHK午後6時のトップニュースは、自衛隊PKO部隊の南スーダンからの撤収に関するニュースであった。これまで、断片的にですら、そのような報道はなかった。それも、お得意の正式な記者会見ではなく、ぶら下がり的会見で表明したのだ。内容も内容だし、その形式があまりにも不自然だ ─ そう思った方は、多いのではないか。外の局のニュースでは、例の瑞穂の国記念小学校の、籠池理事長の単独会見の様子が映っていた。

この日の大きなニュースは、朴槿恵大統領の罷免判決と、瑞穂国記念小学校に関する問題だったのだ。どちらも安倍首相にとっては、都合の悪いニュースである。自衛隊PKO部隊の南スーダンからの撤退が、安倍首相にとって都合のよいニュースであるかどうかは分からない。しかし、駆け付け警護という問題のある自衛隊PKO部隊が撤退すれば、取りあえず、この問題は解消する。

ところで、(くだん)の瑞穂国記念小学校の籠池理事長は、大阪府に対する小学校認可申請を取り下げると表明した。これはこれで、大きなニュースである。この間、色々と議論されてきた怪しい国有地払い下げ問題等は、小学校そのものが無くなるのだから、自ずと鎮静に向かわざるを得ない。しかし、これは大転換である。安倍政権がぶっ飛びそうな問題となっているので、関係者らが動いて、そのような途を選択したのだろう。

午後6時のニュースを見てからこの日最後のTBSーNEWS23まで、何故、上記の不自然な自衛隊PKO部隊の撤収という決定をしたのかという疑念が、私にはあった。ネットサーフィンをしていたら、

「安倍首相の「南スーダンPKO部隊撤収」緊急会見は森友学園・籠池理事長の会見報道潰しと支持率低下対策だった」

という記事を目にした。なかなか説得力のある記事である。ぜひ全文を直接読んで欲しいが、そこに、次のような記述がある。

「先週、JNNが行った世論調査でも、森友学園の影響で、内閣支持率は前月から4.4ポイント下がりました。今週の各社の世論調査では、さらなる支持率低下は必至。そこで、調査前日のタイミングでPKO部隊の撤収を公表することにしたようです。実際、撤収は5月なので、緊急に発表しなければならないものじゃない。どう考えてもその対策でしょう」(前出・全国紙政治部記者)

安倍首相ならば、こういうことを平気でやりかねない。何ともおぞましいことではないか。北朝鮮のことを、笑ってなどいられない。教育勅語・瑞穂の国問題は、安倍政権にとって命取りとなる一大事なのだ。だから、彼らは何とかしたいのであろうが、急いては事を仕損じる。小学校認可申請の取り下げは、改めて別の問題を生じさせる。そこをどう攻めるかが、野党の腕の見せどころだ。

韓国のことを、一言だけ触れておきたい。韓国の民衆は、強大な朴槿恵大統領を罷免に追い込んだ。本格的に怒ることを忘れた日本国民は、安倍首相を付け上がらせているのだ。出鱈目を繰り返している安倍首相を退陣させられない日本国民は、人が良いでは済まされないぞ。問題の所在を明らかにし、国民を覚醒させるのは、野党とメディアの責任である。

今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

  • 17年03月11日 09時09分PM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

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