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心を捉えられたメール

07年03月06日

No.356

以下は、森田実氏のWebサイトに掲載されいた大阪在住の45歳の自営業者TKさんが森田氏に宛てたメールからの抜粋である。まずこれをお読みいただきたい。TK氏の了解を得ず、私の責任で若干改行に変更を加え、また段落を入れたことをお許し願いたい。永田町徒然草の文例に準じさせていただいた。文章にはいっさい手を加えていない。原文は森田サイトの「時代を斬る」の2007.3.1(その2) をご覧いただきたい下さい。

「私は政治というものを日常生活の中で意識し始めた10代後半の頃から、つい数年前に至るまでほぼ一貫して自民党を支持してきました。ご存知のとおり、私がこれまでの半生を過ごしてきた日本の社会というのは、他国の戦争に加担することもなく、経済も比較的安定し、犯罪も少ないものでした。そして、街も人々も活気があり、仕事も遊びも充実していて、何より「将来はお金を貯めて楽な暮らしがしたいね」と言い合えるぐらい夢、希望がもてる時代でした。まさに「中流社会」での生活を謳歌していたものです。当時の自民党政権も年功序列と安定雇用を奨励し、そんな国民がもてる力を結集し経済発展のために働けるよう支えてくれていたと思います。

しかし、いまはどうでしょう? 「(従米)改革」の名のもとに、古き良き日本の雇用、地域社会、文化、教育、医療、福祉が次々と切り捨てられました。それまでの安定雇用は破壊され、極端な成果主義が罷り通る時代へと移り労働者は低賃金に。一方官僚、大企業、高額所得者へと富が集中し、当然、1億の民が長い間信じ続けていた「中流意識」は完膚なきまでに打ち砕かれてしまいました。そんな「小泉改革」を継承する安倍政権下の今日もなお、「勝ち組」「負け組」の所得格差が広がり、ワーキングプアと呼ばれる労働者は1000万人ともいわれ、自殺者は3万人以上。高齢者や母子家庭も経済的に苦しめられるなど、大変な世の中になってしまいました。

そんな状況にありながらもなお、安倍首相は「成長路線ありき」と主張しています。いい加減にしてほしいですね。家計が厳しい家庭が増え、消費が伸び悩む世の中で、どうして企業が成長するのでしょうか? よしんば成長できたとしても、その陰で中小企業がどんどん倒産し、さらに雇用が失われ、またさらに格差が広がるということを全然わかっていないようです。本当にこんな政権を代えなければ、この現代日本の荒廃は止められません。私は現在民主党を応援しています。民主党がめざしているものは、森田さんの書かれた文面をお借りすれば、まさにいま世界が向かっている「福祉」を重視した「修正資本主義」といったところではないでしょうか?

たしかに民主党に対して否定的な意見も耳にしますが、だからといってこのまま自民・公明の政権のままがよいということにはなりません。とにかく、政権を代えることこそが最も重要なのだと私は思います。そして、国民ひとりひとりが、かつてのような暮らしやすく、夢や希望のもてる日本をもう一度取り戻すべく立ち上がらなければならないのではないかと思っております。」

森田サイトの「森田実の時代を斬る」というコーナーに、“「声」特集――言論の自由が日本を救う”と題して読者からのメールが掲載されている。紹介したTKさんの文章はそのひとつである。正直にいって、私は普段これを流し読みにしているのだが、TKさんのこの文章になぜか強烈に引き込まれていった。そして何度も何度も読ませていただいた

まず文章が気取らずに率直であることに感銘した。それから書かれている内容である。私は多くの人々がいまTKさんのように思っているのではないかと考えるのである。もし私のこの考えが間違っていなければ、今年の夏の選挙で自民党は大敗するであろう。民主党などの野党は、TKさんのように思い考えている人がたくさんいることに頭において、発言し行動しなければならない。TKさんのような人の心に届くような行動をすれば、野党は必ず勝てる。

あなたにとって、TKさんの意見はどうですか?私は白川サイトの読者も同じような思いをもっている人が多いのではないかと考えているのである。この考えは間違っているだろうか。きっと間違っていないと思う。そうだとしたら、今年の参議院選挙は、“山が動く”ことも期待できる。私もTKさんのように考える方々の心に染み入るようなことを書いていかなければならないと反省しているところである。TKさん、森田さん、ありがとうございました。

それでは、また明日。

  • 07年03月06日 03時59分AM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

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