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No.34 | No.35

新潟県警交通機動隊長の逮捕に関連して(その2)

透明スペーサー昨日の夜のテレビニュースを見ていたら、すでに逮捕されている大沢前交通機動隊長が私のA秘書からもみ消しの依頼を受けたことを認めたと報じていた。また、本日付の『新潟日報』によれば、「大沢容疑者(前交通機動隊長)は、かつて部下だった元運転管理係長曽根原望容疑者にコンピューター端末を不正操作し違反記録抹消を指示したことは一転して認めた」とある。また、新潟県警は大沢容疑者らの逮捕直後の記者会見で、本件公電磁的記録不正作出および供用罪の被疑事実を大沢容疑者は否認していると発表している。

透明スペーサー以上を要約すると私が記者発表した3月19日午後7時ころの時点、大沢容疑者は「A秘書の依頼を受けて」もみ消し工作をしたことは認めてないことになる。

透明スペーサー一方、私の記者発表において「A秘書はもみ消しを依頼していないといっている」と私は述べた。そしてそれを信じるに足りるいくつかの事情があるのでA秘書の話を信じたい旨付け加えた。

透明スペーサーしかし、翌日の新聞報道の記事は、ご覧のとおりほとんど「白川代議士秘書がもみ消しを仲介」などとなっている。

産経新聞

新潟日報

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

透明スペーサーA秘書が依頼してもみ消しが行なわれたかどうかは、大沢容疑者とA秘書の供述が最も重要な証拠である。少なくとも私の記者発表から翌日の新聞の締切りの時点において、両当事者はもみ消しの依頼があったことをを認めていないのである。新聞の第1の役割は、事実の報道であろう。にもかかわらず、最も重要な両当事者が認めていないにもかかわらず、あたかももみ消しの依頼があったように見出しをつけて報道することは人権への配慮からみて果して問題はないのであろうか。

透明スペーサー以上のべたような次第であるので、3月20日付の新聞各紙の記事は率直にいって私にとっては不本意なものではある。しかし、この不本意な記事ではあるが、この記事のもたらした効果は絶大である。この報道以来、交通違反のもみ消しなど日常茶飯事のことだなどという報道が結構あった。だが、これも若干言い過ぎであって、言われている程のデタラメはないと私は信じている。

透明スペーサーしかし、ひとつだけ明確にいえることは今回の記事の一件で交通違反のもみ消しの依頼が、政治家の事務所に来なくなることだけは確かであろう。また、政治家の事務所にそのようなことを求める風潮もなくなると思う。このことにより、巷間いわれているようなことが仮にこれまであったとしても、これを機にこういうことがなくなるとするならば、もって瞑すべしと元国家公安委員長として甘受しなければならないと思っています。

透明スペーサー多くの方々からご心配やら、文字通りの叱咤激励を頂戴いたしました。この場をかりて心から御礼申し上げます。

14:00         議員会館にて

名前「白川勝彦」毛筆体画像透明スペーサー


新潟県警交通機動隊長の逮捕に関連して

透明スペーサー3月20日付けの各新聞において、新潟県警大沢交通機動隊長が公電磁的記録不正作出罪で逮捕されたことに関し、私のA私設秘書(上越事務所勤務)がもみ消しを隊長に依頼したとする報道がなされています。

透明スペーサー私は、昨日(3月19日)午後、A秘書から詳しく事情を聞きました。A秘書は、親しい知人から、ある男性の交通違反(スピード違反)について点数の関係で免許停止になるかどうか調べてほしい旨の依頼があり、十数年の知己のある大沢交通機動隊長に調べてもらったところ、免許停止にはならないとの回答があった。その旨を仲介した知人に伝えた。これが今回の経緯であり、「私は、もみ消しを依頼していないし、一部に報道されているように大沢交通機動隊長に商品券を渡したなどということは全くありません。」と言明しています。

透明スペーサーA秘書は、約16年間私の上越事務所に勤務し、真面目で几帳面で誠実な秘書です。いわゆる「強引でヤリ手の秘書」とは全く逆のタイプの秘書です。私は、A秘書のいうことを信じますが、いずれにせよ、A秘書に、県警の事情聴取には事実を事実として正確に話すように私はいいました。

透明スペーサーA秘書の件で、世間をお騒がせしたことは深くお詫びいたします。しかし、A秘書の件は、A秘書の名誉にも係わることなので、事実を事実として明らかにし、あとは司法の判断に委ねるべきだと思っています。

透明スペーサーなお、新潟県警は会見で捜査の端緒として、2月27日・28日の両日、県警監察官室と上越北署に匿名の男性から「知り合いが違反キップを切られたが、国会議員の秘書を介して警察に頼んで勘弁してもらった。10万円前後の商品券を渡した。大沢と分けたのだろう」との電話があったことを明らかにしたという。(3月20日付『毎日新聞』など)

9:30         上越北城町の自宅にて

名前「白川勝彦」毛筆体画像透明スペーサー

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