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夏といえば・・・

08年07月16日

No.871

人と会うたびに、“暑いね。暑いですね”という季節がきた。寒い冬でも、そんなに“寒いですね”と言わないと思う。暑い夏をのり切るのは大変なのだろう。今年の東京の暑さは、そんなに暑いと私は思わない。いま2008年7月15日の午後9時45分である。窓を開けていると涼しい風が入ってくる。心地良くさえある。確か兼好法師は、「家は夏涼しきをもってよしとする」というようなことを書いていたと思う。

注: 「家のつくりやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難きことなり。」(徒然草第五十五段)

私は半袖の開襟シャツを着て通勤する。ネクタイもしない。この前、紐のようなネクタイと書いたが、確か“ループ・タイ”といった筈だ。そのループ・タイすら着けていない。事務所に夏物のジャケットとネクタイを置いている。どうしても居ずまいを正さなければならないときには、それを着る。新しい依頼者と初めて会うときは、それを着る。依頼者にしてみれば、弁護士に弁護を依頼することは人生で一度あるかないかの“一大事”なのである。だから、私も羽織・袴を着て会わなければならないと思っているのだ。

私の出勤は一般のサラリーマンよりかなり遅い。しかし、帰りの時刻は一般のサラリーマンと同じ時間帯が多い。そのとき電車に乗っている人々の服装をみる。私と同じように半袖の開襟シャツ・ノーネクタイの人も多いが、3分の1から4分の1くらいの人は背広を着てネクタイを締めている。カリユシを着ていたのでは、商売にならない人が多いのだろう。開襟シャツ・ノーネクタイを夏の正装とする慣行となれば、男性は助かる。そこにいくと女性の夏の服装は、男からみれば涼しいように思われる。だが化粧は大変らしい。

私は、自宅ではクーラーを使わないようにしている。雨が降っていないときは窓を開けっ放しにしている。寝る時も、開け具合は調整するが、基本的に窓は開けっ放しである。電燈はきわめて少なくしているが、まったく点けない訳にはいかない。そうすると蚊が入ってくる。私は昔から蚊が苦手である。受験勉強していた高校生のころ、夏でも窓を締め切って勉強していた。田舎のことであるから、藪蚊も入ってくる。これに刺されると膿むのである。

弁護士に成りたての時、兵庫地方裁判所豊岡支部に出張した。宿泊は志賀直哉の『城崎にて』で有名な城崎温泉であった。まだ本格的な夏ではなかったが、私が泊まっていた部屋に蚊が一匹いた。宿の人はすでに休んでいたので、蚊取線香をもらうことができなかった。タバコを燻したりしたが駄目だった。一匹の蚊と一晩中格闘した。寝不足で翌日は苦労した。城崎温泉でのせっかくの一泊であったが、あまり良い印象をもっていない。

日曜日に電池式の蚊取装置を買ってきた。窓は開けっ放しだが、まだ一匹の蚊にも悩まされていない。煙も出ないし、臭いもないのに凄い装置だ。千数百円だった。価値ある商品である。永田町徒然草は政治モノが少なくなっている。別に暑さのためではない。忙しくてニュース報道番組がなかなか見れないからである。それに昨日の永田町徒然草で書いたように、野党陣営の動きがあまり芳しくないからである。このような閉塞状況に“喝”を入れたのが、昨日の一斉休漁だと思う。漁師が立ち上がるのは、よくよくの事情があるのだ。米騒動などの歴史をみれば、このことは直ぐ分かる筈だ。私も頑張る。読者も頑張って欲しい。

それでは、また。

  • 08年07月16日 12時01分AM 掲載
  • 分類: 1.徒然

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