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自自公連立とは、結局、
創価学会マフィアと旧経世会マフィアの結託である。


【正体見たリ枯尾花】

 この季節、川原に行けば枯れススキが多いのでしょう。尾花を見ました。

私たちは、上海で、ひとつの枯尾花をみました。

「衆院選で一定の支持があれば、引き続き小渕政権を支えてゆきたい。一定の支持とは三党で過半数を取ることだ。」
「小渕首相が続投するならば問題はないが、総裁が別の人になるのであれば、わが党もあらためて(連立参加を一どうするか考えないといけない。」(衆院選の結果によって自民党内で小渕首相の責任問題が浮上した場合の対応について)

 いずれも、中国訪問中の公明党の神崎代表の同行記者団との懇談の席での発言です(11月24日付の読売新聞から抜粋)。これだけ露骨に言われれば、あまり多くの解説をする必要はないと思いますが、念のため。自自公連立は、党と党の関係です。

 また、自民党が総選挙で大敗した場合、責任問題が浮上するでしょうし、その際、自自公、特に、自公連立の路線問題が改めて議論され、連立解消ということも当然あるでしょう。それよりも、公明党が大幅に議席を滅らせば、公明党内でも、責任問題・路線問題が出てくるでしょう。

 私は、神崎代表のこの発言を新聞で見て、国民世論の大きな反対があるにもかかわらず自公連立に狂奔した、そして、いまなお狂奔している人々を見ると、自自公連立とは、結局、創価学会マフィアと旧経世会マフィアの結託であると感ぜざるをえません。

西暦二〇〇〇年を目前にひかえ、現代の日本の政治をいずれにしろマフィアが暗躍し、それらが結託するものにしてはなりません。経世会は、分裂し無くなったはずです。平成研究会(小渕派)は、旧経世会とは、別の政治集団として出発したはずです。にもかかわらず、昔の経世会と同じような考えで政治を行っている人がいるということです。自重自戒を求めたいものです。自自合流なども、経世会がそのまま健在であるという発想から出てきているのでしょう。とうてい肯んじえません。


【なぜ、創価学会マフィアなのか】

 私が、自公連立を厳しく批判していることをご存知の先生方は多いと思います。しかし、私は、これまで「創価学会マフィア」という言葉を使ったことはありません。また、昨日、一斉に各先生方に私を誹誇する文書が配られることがなければ、この手紙を先生方にお届けすることもなかったでしょう。

 私は、「戦うリベラル」を信条としています。ぶんなぐられたら、なぐり返すくらいの勇気は持っているっもりです。

 「白川勝彦議員から山崎正文に裏金五億円が渡る それを裏付ける証拠テープが出てきた」という誹謗文書が、ぶ厚い資料(?)とともに先生のもとに郵送されたのではないでしょうか。全部ではありませんが、テープまで同封されていたものもあったそうです。もちろん、創価学会=公明党がこの文書をバラまいたという証拠はありません。だから、怪文書なのであります。しかし、この文書は、元創価学会の顧問弁護士山崎正友氏と私を誹謗する文書です。国会議員の先生方に山崎正友氏を誹謗したところで何の意味も価値もありません。そうすると、この文書は、結局は私を攻撃する目的でバラまかれたということです。それは、私がかなり論理的に、戦闘的に自公連立を批判しているからでしょう。そうすれば、この文書の出どころは自ずから明らかなのではないでしょうか。

 私に対する攻撃は、相当に念が入っています。創価新報・公明新聞・聖教新聞・雑誌「潮」などには、私に関する攻撃的記事が数多くあります。また、私の選挙区である新潟六区の、十日町市で九月一九目五千人、上越市で十月一五日一万人を集めて、創価学会は一種の白川糾弾大会を開いております。ただ、こんなものは、創価学会内部で意味があっても、一般には何の効果もありません。

 そこで、国民の代表である国会議員の先生方に誹請文書を直接バラまいたのでしょう。創価学会=公明党以外に、私を攻撃する必要性のある人がいるとは思えません。反対者、敵対者に対してこのような挙に出る体質があるから、私は、創価学会マフィアといいたいのです。


【お粗末な内容の誹謗文書】

 誹謗文書は、あえて反論する必要のないほどお粗末なものです。
ぶ厚い資料が同封され、一部にはご丁寧にもテープの現物まで入ってたそうですが、証拠とされる故内藤国夫氏と浜中和道氏との会話のどこにも、誹謗文書が指摘する「私が山崎正友氏に五億円渡した」ということを証拠づけるものがそもそもありません。

 しかし、この資料を読まない人には、あたかも誹謗文書が証拠に基づいているかのような印象をあたえます。これが、このマフィアの狡滑な手口なのです。私の結論だけ、念のため申し上げます。

 私は、山崎正友氏に裏金五億円を渡したこともありませんし、できるはずもありません、自由民主党では、たとえ総務局長の私であっても、数百万円のお金でも、党の幹事長と経理局長の承認を得ないで支出することはできません。訳のわからないことで、五億円もの金を私が山崎氏に渡すことなどありえません。また、私には、私の政治資金から山崎氏にお金を渡す余裕は残念ながらありません。こんな馬鹿らしい宣伝や誹詩文書にいちいち反論を出すほど、私もヒマではありませんが、冒頭の神崎代表の正体見たり枯尾花発言、そして、同日、名誉な(?)誹謗文書が国会中に一斉に配布されたものですから、創価学会マフィアの実態を先生方に知っていただきたく、筆を取った次第です。何かの参考になれば幸いです。

平成十一年十一月二十五目

衆議院議員 白川勝彦

国会議員各位

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