白川勝彦Web 日々の政治的戦いアルバム 2003年10月27日 付記 白川勝彦選対本部緊急役員会@長岡グランドホテル
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2003.10.27(月曜日)16:00〜白川勝彦選対本部緊急役員会@長岡グランドホテル

冒頭 佐藤信行選対本部幹事長 

それでは、緊急役員会を開催させて頂きたいと思います。明日、まさに火蓋が切られようと、本当に皆さんお忙しい中、緊急召集させて頂きまして本当に有難うございました。渡辺秀夫先生から、明日を前にお集まり頂きたいとのことでございます。それでは、渡辺選対本部長よろしくお願いいたします。

以下、渡辺秀夫先生

写真:渡辺秀夫先生(前日の語る会にて)皆様ご苦労様でございます。また、先般は冒頭での白川勝彦を励ます会大変盛会裏にさせて頂きまして有難うございました。まさに、民主・社民・連合各界の皆様の連携をして頂いた賜物だと思います。

今日、突如お集まり頂きましたのは、私ども、社民党さんにも、連合さんにも申し訳ないことでございますのは、民主党の党本部が、当初、私どもが考え、且つ、話し合ってきたことと、かなりの温度差になっていきました。これは前に申し上げておりましたとおり、田中真紀子さんが立候補を決意をされた、そしてまた、記者会見の状況を見て、現政権を批判しないだろう、対立軸にはならないであろうと、党本部と話し合いをし、また、筒井民主党県連代表も、党本部に対して、私と同じような感覚で話をしてきた訳であります。

民主党と自由党の合流、党本部としても民主党と社民党が選挙対策上も話あってきた。その一点が、政権交代。この絶好の機会を逃してはならない。それぞれの党内の事情がある。それぞれの党としての使命と責任もある。しかし、小泉政権だけは倒そうという流れができて、今日まできた訳であります。そこで、まずは、新潟県の六つの選挙区において、党本部以前の話し合いにより合流以前から実績を積み上げ、信頼関係を作ってきた訳でございます。若干のニュアンスの違いはあると致しましても、これほど見事な対立軸は、全国的に言っても例がない。俗に言うところの新潟方式で構図が作られてきたことはご承知の通りでございます。こういう無理のない形で、自公保連立政権と対決するとう形で、今、一議席しかない衆議院の議席を、最低でも過半数獲得しなければならないということでやってきた訳であります。

これで後は、認知の問題だけでございますが、公認という形であれば、政見放送と大きなポスターがある訳でございまして、これは、選挙戦術上、道具としては一つの力となる訳であります。そこで、まずは県連として推薦を確保して、党本部も告示までには解るだろうと思っており、そこで公認という段階を踏むということであると思っておりましたが、如何せん、田中真紀子さんがどういうスタンスで選挙戦に臨むか解らない。そんな全国的人気を誇る田中真紀子さんの影響を案じる党本部の考え方は、政権を取ろうとする基本的な選挙姿勢の誤りであると考えます。

風、あるいは、人気を便りとする選挙の延長線上でこういう判断をしている。マスコミは、県内における田中真紀子さんの動向はそれなりに注目しているけれども、選挙区内においては、具体的には、白川君の街頭演説の反応。わが党の森ゆう子君が一緒に街頭演説をやっても、選挙終盤戦のような反応があるんです。それは、田中真紀子さんの風だのというもに対する限界が示されているのです。

また、皆さんもご存知の評論家の桜井よし子さんが「田中真紀子さんを当選させたら新潟の恥ですよ」と言ったら万来の拍手がおこる。そのことからすると、我が県民の意識というのは、民主党の指導者が考えるのと違うと説明してきた訳でありますが、残念ながら、昨日、菅・岡田で話し合って、白川君に関しては党本部の推薦は見送るという決定をした訳です。

県連で何の問題もなく決まっているのに、党本部が見過ごしてしまう。一体、政党としてどういうことになるのか。これは政策以前の問題であって、全くを持って訳の解らないことであります。これは、今まで私達が、小泉政権に対する対立軸を作るために白川君に頑張ってもらおうとやってきたこと、新潟県民の選挙区の状態というものを無視したものであります。ここまで引っ張ってきて突き離すというのは、新潟五区の有権者を舐めている話だと釈然としない気持ちです。

今日、とあるテレビが「あれは何なんだ?」と聞いてきたが、党の執行部が、それだけ田中真紀子さんに思いがあるのなら、今まで、民主党も自由党も、田中さんの疑惑追及をしてきたことに対して、田中さんに「あれは誤りでありました」ということから接触するのが礼儀である。何ら彼女と接触することなく、ただ阿ることに関しては納得できない。また、政策を聞いてからというが、それは時間的に間に合わない話であって、そんな馬鹿な戦略はない。あるいは、百歩下がって、田中さんが立候補するのなら「小泉総理を作ったのは間違いです」と言わなければならない。しかしながら、今の田中さんの発言には、小泉さんとの対決姿勢はない。また、小泉政権を倒そうとしている選挙に第三の道を模索するというのは、暗に、小泉政権を擁護しているのではないかと説明した訳であります。

しかし、不満を持って怒ったところで、私は民主党の執行部にいる訳ではありませんので、どうにもならない菅・小沢の専権事項として、昨晩、筒井君に伝わったのであります。筒井君は、「それは渡辺選対本部長に言って下さい」と言ったが、私に言ったらやられるものだから、「あなたが県連代表なのであなたに連絡しました」と電話を切られたらしいが、これは、単に白川君だけの問題ではなく、県内で我々が共闘しようとすることに対する挑戦である。これは政党として未熟であると露呈しているに過ぎない訳であります。

だから私として、この選挙をやるにして、また、白川君に再度、腹固めしてもらうために、朝会いました。これは、民主党本部という訳ではなく、人間、菅直人と岡田克也に新潟県が馬鹿にされている。だから白川君の「俺はやる!」という決意があるのなら、私も政治生命をかけてやるという確認をしました。これは勝てる選挙であるということを解らない党本部の未熟さそのものであります。

前回は、社民党さんが単独で擁立して、五万票以上の成績を挙げておられる。それは、私たち秀央会や自由党や民主党は候補者がいなかったのです。従ってその票が、田中さんに行ったのか、目黒さんにいたのかというと、私は、7〜8割は田中さんにいったのではないかと思う。自民党から出た田中さんにそれに合わせて十三万票です。今度は、自民党から星野君が出ているので、少なくとも自民党の県会議員は星野君を応援するわけなので一生懸命やってます。さまざまなことから勘案しても、そして、今日お集まりの皆様のお力を考えても、枠組みさえ崩れなければ勝てる。そういう選挙であります。今、私は、憤慨やるかたない思いで一杯ですが、しかし、冷静に選挙選術を見て、勝つという情熱を持ち、お互いがやる気を持って臨めば、方向性が出せない選挙ではない。

だからこそ、何とかしてこの選挙をやり抜かせて頂きたい。これは候補者ではなく、私、渡辺秀夫からのお願いでございます。「こんなに新潟県の政治家がナメられてたまるか!」そう思いませんか。これでやらなければ、金輪際、何の選挙をやってもナメられる。私を除名するなら除名してみろ。それだけの決意があるのならやってみろ。今回の選挙への思いは、ちょっとやそっとの思いでやってきたことではないのです。私は、どうしても、新潟県人として、越後人としての意地を見せなければならない。

そこで白川君に「腹はどうだ?」と今朝確認したんですが、「私も先生以上に下がれませんよ」というから、それでは皆さんに本当の話をしようということでお集まり頂きました。これは、政党抜きにした人間勝負ですよ。

私は、何としてもこの選挙を戦い抜きたい。どうか皆さんにもご理解頂きたい。

私が三十年以上政治家をしていて、こんな思いをしたのは初めてです。今度は、新潟県の政治家が舐められている、新潟県民がなめられていることを思ったら悔しくて許せません。新潟県人と肝を据えてやるという感じをしております。

どうぞ社民党さんも連合も比例の票も十分に掘り起こして頂き、また、中央会は比例の票はフリーで行きます。私は、人間として、お世話になったところにはしっかり返します。そうでしょう皆さん。私たちは、相当な覚悟でやっている訳であります。白川君もこんな思いをしたのは初めてだと思います。

どうか皆さん、明日から火の玉になって、白川君の挑戦ご協力頂きたい。お互い、政治生命をかけて頑張っていこうじゃありませんか。言葉足らずの部分もございましたが、これを持ちまして、皆様にもご了解頂きたい。いかかでしょうか。(拍手)

以下、白川勝彦候補予定者

昨日の三会場の後、もう一つ会合がありました。その帰り道、午後9:40頃でございますでしょうか。民主党本部において、菅さんと岡田さんが話し合って、推薦しないことを決めましたという一報が私の携帯に入りました。正直申し上げまして、どういうことかその理由が解りませんでした。長岡の事務所に帰る頃には、大体状況が解りました。早速、渡辺先生に連絡を取りました。大体、私は勘のいい方でございますから、今までの経過の中でこういうこともあり得るなと思っておりました。

いずれにしましても私の心の中や、渡辺先生の心の中では、こんなことはどうでもいいから、世間的には大事なことだから、一ヶ月間、本当にご協力頂いた皆様方に率直にお諮りし、そしてもう一回どうするかご相談申し上げなければならないということで、渡辺先生のスケジュールを頂戴し、ご連絡をさせて頂きました。今日は、遠くからもお越し頂きまして本当に有難うございました。

写真:白川勝彦(前日の語る会にて)この問題は、全国が注視しておりますので、今朝五時ごろ起きまして、今までの経過をインターネットに掲載いたしました。その表題を「腹は立ててもイライラするな」と書きました。人間、馬鹿にされて怒らなかったら男じゃないですよ。しかし、頭までイライラしちゃいかん。私は本当にその通りなんです。なぜならば、全く予想した通りのだけだから。私も5区で出る以上は、率直に、渡辺先生に5区の状況をお聞きしました。

9月の中頃、、渡辺先生から「田中真紀子はどう思うか?」と聞かれました。私は「出ると思います」とお答えしました。星野さんも出るし、私も出る、共産党も出る。こういう構図になるだろうと思っておりました。それで、果たして「私ごときもので三党の協力体制は構築出来るのでしょうか?」と申し上げました。すると、三党協力をそれぞれの選挙区できちんとやってきた渡辺先生から「色々あっても、最終的には、君が決断してくれること。そして、その潔さが、三党体制を作るのに大事」とのお言葉でした。

私の好きな言葉に「龍は雲に従う」という言葉がございます。三党関係が出来ることを確認してからその上に乗るというのも一つの考え方でしょう。しかし同時に、私がまず立ち上がる。そして三党の皆様にお願いをするというのも一つの生き方だと思います。渡辺先生は、後者のほうで行けとおっしゃるものですから、私も大体、「龍は雲に従う」という生き方が好きだからそうさせてもらいますということになりました。

私も政治の世界に足を突っ込んだのが18歳の時でございますが、先日の長岡のような演説会は初めてでございました。自民党の元代議士がいて、そして社会党の元代議士がいて、今や社会民主党と民主党にわかれておりますが、結論は同じ方向に向かって歩んでいるということは、長い歴史の中で、そんなにあったことではない訳であります。

本当にそういう体制が出来る、そして、私は勝てると思ったから、決断した訳であります。共産党の候補ではないので、出ることに意義がると言うほど人がよくない訳で。皆様方にお世話になる以上は、勝てる選挙なのかどうなのか、それは当然考えます。私は、自民党の中でも、選挙の指揮を取ってきた男でございますから、どうして田中真紀子さんが出れば、誰が出ても勝てないなんて言えるんだろうか。寧ろ、私が一番恐れていて、私が党の総務局長ならば、田中真紀子さんが立候補を声明した時点で、星野さんを比例にまわし、田中真紀子さんを公認候補にします。そして、真紀子さんと白川を戦わせよう。こうするでしょう。そうしたならば、中々、この戦いは難儀だと思います。

しかし、小泉さんは「真紀子はいらない」と思ってますよ。聞いた訳ではありませんが。これは外務大臣の時の問題だけではないと思いますよ。小泉さんは福田赳夫命の人ですから。角福戦争のときから、そういう怨念があるから、田中真紀子さんが自民党に秋波を送ってきても、小泉さんは要らないと言ったんだと思います。

逆に、どうして野党三党が一緒になったならば、こんな選挙勝てないのだろうかということが不思議なことであります。票を見て下さい。真紀子さんは弱いとは言わないけど、強いなら強いなりの根拠がある。そういう面では、最初の、予測した事態になってきた。

私は、勝てると思ってますが、自分でそう思っているだけではなくて、この各地区の大会をやらせて頂き、また、街宣で全地区を廻ってみて、この私の予測は、そんなに間違っていない。だから後は、勝てるんだという覚悟を持って、私もやらなければならないし、皆様方にやって頂ければ必ず勝てる。どうか一つそういうお力添えをお願いをさせて頂きたい。

そして私は、本当は、民主党、あるいは、野党もそうなんだろうと。本気でやれば、今回のこの選挙で政権交代出来る。自由党と民主党が合併したというのは意味があるんです。自民党で選挙対策をした私からすると、こんなに怖いことはないんです。野党がまとまられたら勝てっこないんです。どうもその執念みたいなものがなくて、ギリギリ200議席取ればいいみたいな話が流れてきますので、戸口が勝つ気がないんではないかと思う。

本当は、基本的な考え方は次の三つだと思います。新潟5区には、反自公保、政権交代の立場の候補者が一人いること。次に、二人はいらないこと。そして、野党第一党は、新潟5区ではこの候補者を応援して欲しいという明快なメッセージを出さなければならないということ。そのことが野党第一党の責任であろうと思います。

同時に、よく地方主権といいますが、自分の党の運営を地方主権でやらない党が、「本当にやるのか?」という面で疑問符が付くと思いますが、そういう面では反省をしてもらわないといけませんが、しかし同時に、そういう党首が、第一党の党首であるということも厳然たる事実でございます。

そういう面では、まだまだ足らないことが多い。党本部もそうだ。しかし、足らないものがあっても、日本のために国民のために政権交代をしなければならないのだから、そんな細かいことに構ってないで、前に行こうじゃないか。私は、今、そういう気持ちであります。

我に至難を与えたまえ。そうすれば、益々、私は世の中のためになる。そして、単に、政権交代をすればいいというものではありません。政権交代をした政権運営のほうがよっぽど難しいのでございますから、そういうことを含めて、いずれその大役を担うことになると思っている訳でございまして、私の予測したとおりなのでございますが、まさか、我々を一番フォローしなければならない党本部が見捨てるだろうとは思っていません。

ただ、党本部より大事なのは、地元の三党の皆様方が「白川やろうじゃないの」とさえ言ってくれれば、それが私の本当の公認であります。それさえあれば、私は何にも心配しておりません。冷静な気持ちでみれば、後は、やるべきことをやれば絶対に勝つ。

田中真紀子さんはパフォーマンスであります。しかし、私は、政治的なパフォーマンス、どういう行動をしたら国民は、有権者は心を打つか。そういうことに関しては、真紀子さんに負けることはない。どうか一つ、政治は、パフォーマンスや漫談でやる時代は過ぎた。本当にこのまま行ったならば、私は、日本の社会そのものが違ったほうに行ってしまう。

山本五十六の言葉にこういうものがございます。「言ってみて、やってみせ、やらせてみせて、誉めてやる」。だからまず、我々が、新潟五区でこういう風にやれば、300選挙区で全部取れるということを見せてやろうじゃありませんか。

力を合わせて戦おうじゃありませんか。そのことが全国で、もっとも価値ある政権交代側の議員として、拍手喝采を送られるのではないか。私はそう思います。11月8日までに全部揃えばいいんだ。そういうつもりでやっておりますので、遅れていることも多々あるかとは思いますが、必ず心ある人にはご理解頂けると思います。どうかよろしくお願い申し上げます。(拍手)

社民党長岡支部協議会 長部 登 代表

渡辺先生、白川候補予定者の固い決意を聞いて、胸が熱くなりました。真の政治家とは、こうでなければならないと思います。社会民主党としても、党の全力をあげて白川候補の当選のために戦います。一本締めでしめましょう。皆さんご協力の程をお願いします。(大きな一本締め)

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